デニムの常識を覆すナイロンデニム
ジーンズやジャケットなどに使われる、カジュアルでどんなスタイルにもマッチするファッションの定番アイテム、デニム。
今回ご紹介するのは、従来のデニム=コットン(綿)の常識を覆す新提案、「ナイロンデニム」です。
ナイロンデニムとは?
「ナイロンデニム」とは、ナイロンをインディゴ染めした生地のことで、ハリがあって少し艶っぽい質感が特徴です。
デニムらしいカジュアルさを残しつつ、綺麗めでスタイリッシュな印象にも導いてくれる良いとこどりの生地となっています。
ナイロンデニム最大の魅力は
3つの高機能
通常のデニムでは考えられないような、ランニングや山登りなどのアクティブなシーンにでも快適な高機能素材となっています。
そこで、本記事では、ナイロンデニムの持つ3つの優れた機能性を、当店のナイロンデニム素材のキャップと共にご紹介していきます。
- シワ跡もつかない超耐久素材
- 最速30分で乾く速乾性
- クロワッサン1個分の超軽量
①シワ跡もつかない超耐久素材
キャンプやランニングなどの体を動かすシーンでは、身にまとうものに気を使うことなくアクティブに動きたいですよね。
ナイロンは釣り糸などにも使われる超耐久素材。
天然繊維の綿と比べて約10倍摩擦や引っ張りに強く、相当な圧力がかからない限り穴空きやほつれ等は起こりません。
その耐久性からシワ跡もつきにくくなっています。
本当にシワ跡が残らないのか検証
生地の側面をぎゅっと握り、わざとシワ跡をつけてみました。
ナイロンデニムの方が、明らかにシワ跡が薄いことがわかります。
「わざと軽く握ったんじゃないの?」と疑ってしまいそうです。
生地が丈夫な事から、洗濯の際も傷みやシワを気にせず汚れをガシガシと洗うことができるのも嬉しいポイントです。
ハードな使用にも動じない生地はラフに使える安心感がありますよね。
②最速30分で乾く速乾性
一般的な綿のデニムには「水を吸いやすく、乾きにくい」という特徴があります。
そんなデニムの常識を覆すのがナイロンデニムです。
汗や雨をしみこませない撥水
ナイロンは水を吸収しにくく寄せ付けない代表的な撥水素材。
その水を弾くという特徴から、傘やレインウェアなどにも使用されています。
雨や汗などがデニムに浸透し、肌にベタベタとくっついて体が冷えたり….と不快な思いをした事がある方は少なくないはず。
画像の様に、従来のデニムは水を吸い込んでいくのが普通なのです。
では、ナイロンデニムはどうでしょう?
ナイロンデニムを濡らすと、生地の表面に水滴の粒が出来上がりました。
水を吸収せずに弾いている事が分かります。
この様に、従来のデニムに比べてナイロンデニムは水を通しにくくなっているのです。
汗を沢山かいてしまった日や雨にうたれてしまった日でも、デニム特有のあのベタっと感を軽減してくれるのは嬉しいですよね。
最速30分で乾く速乾性
キャンプなどのアウトドアや旅行の際には、帽子についた汗や汚れを手洗いで洗濯する事も多いですよね。
乾燥機がない野外や旅行先では、乾くまでの帽子が被れない時間が少しもどかしい…
しかし、ナイロンデニムなら驚きの速さで乾きます。
乾きの速さを測ってみた
従来の綿デニムとナイロンデニムを水に浸し、乾くまでの時間を測ってみました。
まずは、浸した状態。
ナイロンデニムは綿デニムに比べ色の変化があまりない模様。
汗で濡れた跡も比較的目立ちにくいかも…!
ハンガーに吊るし少し暖房の効いた室内で乾かします。
内側の汗止め部分は画像の様に広げて干すと乾きやすいのでお勧めです◎
– 30分後 –
- 従来の綿デニム
未だ全体的に湿っています。
- ナイロンデニム
なんとたった30分でクラウン部分が乾ききりました!
正直、こんなに早く乾くとは思っていなかったので驚きです。
おでこ部分とフチ部分、ツバはまだ少し濡れている模様。
– 90分後 –
- 従来の綿デニム
未だ全体的に湿っており、冷たくなっています。 - ナイロンデニム
おでこにあたる部分とフチ部分が乾いてきました。ツバはまだ濡れています。ツバ部分は生地が二重になっているため、ナイロンの水を弾く性質同士が喧嘩し乾きが遅いと考えられます。
速く乾かしたい時には、つば自体は汗もつきにくい部分ですので、水にはあまり浸さず濡らしたタオルで汚れた部分を軽く叩くのがお勧めです◎
つばを避ければ最短30分程で乾いちゃいます。
– 150分後 –
- 従来の綿デニム
全体的にまだ少し湿っていて、完全に乾くまでにかかった時間は約4時間でした。 - ナイロンデニム
2時間半でつば部分も含め全体が乾きりました。
暖かい日の外干しだともっと早く乾きそう。
クラウン部分だけみると、乾きに約3時間半ものズレが….!ナイロンデニム、ありえない速乾性。
③クロワッサン1個分の超軽量
重さのある帽子は、長時間かぶっていると頭痛や首凝り、髪にあとがついたりとデメリットが多数。
そこで、軽さにはとことんこだわりました。
ナイロンは糸自体に耐久性があるため、生地を薄くしても十分な耐久性を持たせることができます。
そこで、生地を極限まで薄くし軽量化。
キャップの重さは約45g、なんとクロワッサン1個分程です。
従来のデニムキャップに比べ厚みの差は一目瞭然。
よく帽子を脱いだ時、ふぅ。と一息つく解放感があると思うのですが、その解放感すら無いストレスフリー。
まるで被っていることを忘れてしまいそうです。
最後に
ナイロンデニムの機能性の高さとその魅力、伝わりましたでしょうか。
実は、このナイロンデニムキャップを紹介するにあたり、ナイロンデニムについて沢山調べたのですが、調べれば調べるほど良い点が溢れてきました。
そんな他の帽子にはない魅力が沢山詰まったナイロンデニムキャップ、ぜひその良さを体感してみてください…!