最近よく聞く”ロクヨンクロス”って？

2020/10/16
nakota

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こんにちは、nakotaスタッフはやっしーです。

秋雨が多くなり、気温も安定せず
服装に困るのがこの季節の特徴。

この時期は、一枚上に羽織るものがあれば
安心ですよね。

ふと、欲しくなりネットや街中で探していると…
「60/40 クロス」という文字をよく見かける気がします。

なんて読むんだと初めは思ったものです。

これは「ロクヨンクロス」と読み
コットン60％、ナイロン40％からなる混紡生地のことを指します。

へぇ～！そうなんだ
とはなるけど、じゃあ一体なんなんだ
と思いませんか？

私は思いました。

きっと私のような方が多いのではないかと思い
「ロクヨンクロス」について
しっかり語っていくブログを
書いてみようと思った次第です！

このブログを読めば「ロクヨンクロス」マスター間違いなし！
なんちゃって。

1 「ロクヨンクロス」とは？
2 ロマンに惹かれて…
3 そして生まれた nakota 60/40 クロスの帽子たち
4 これからの商品展開

「ロクヨンクロス」とは？

ロクヨンクロスの生まれは、
アメリカのアウトドアブランド
【SIERA DESIGNS (シエラデザインズ)】が
化繊が今ほど発達していない時代、
1960年代に開発し、
爆発的に売れた機能素材です。

横糸に高強度のコットンを60%、
縦糸に高密度ナイロンを40%
を用いた生地。

その特徴は、

撥水性能
コットンより通気性が良い
ナイロンより磨耗に強い
独特な風合い

この4つです。

なぜコットンとナイロンを混ぜることで、
ここまで機能的になるのか？
それを深堀していきましょう

水分の侵入を防ぐ“撥水性能”

まずは撥水性能から語っていきましょう。

横糸のコットンが雨などの水分を吸って膨張すると
糸の間の目が詰まり、水を通しにくくなります。
そこにナイロン特有の撥水性能が合わさり、
水を弾いてくれるんです。

つまりこれは、濡れることによって
初めて撥水機能が生まれるんです！

すごいですよね。

今では、技術も発達し
完全防水のアイテムも増えましたが
この時代に、この機能性を備えたアイテムは
当時のアウトドアマンたちの心の琴線に触れたようです。

水を弾くのに、通気性が良い

先ほど撥水性能についてはご説明しましたが
撥水するものって、通気性は良くないイメージはありませんか？

ロクヨンクロスを語るうえで、欠かせないのが
この通気性の良さ。
ナイロン100％のアイテムだけじゃ作れない
コットンを混ぜることで、特有の通気性を有しました。

これで発汗による湿気やムレを防ぎ快適な着心地が実現。

水は防ぐのに、湿気は通すという
夢のような素材なんです。

ナイロンより強い

皆さん知っていますか？
ナイロン100％の生地は摩擦に弱く穴が空きやすかったりするんです。

ロクヨンクロスは縦糸にナイロンを使用しておりますが
横糸にコットンを含むことでより強度が増し、
耐摩耗性が高くなります。

これで、永く使うこともできますね。

ロクヨンクロスでしか表現できない”風合い”

上の三つの機能だけでも、十分画期的ですが
もう一つ欠かせないのが、風合い。

コットンとナイロンの混合生地のロクヨンクロスは
独特な光沢感があり
コットンの使えば使うほど風合いがでてくる良さが相まって
経年変化まで楽しめるという優れもの。

登場から半世紀たった今でも
信奉される一番の理由がここなんです。

まるで革のような生地。
長年の相棒にもってこいですよね。

ロマンに惹かれて…

今から50年以上前に、こんな機能的な生地が生まれて
時を経ても使われているってロマンを感じませんか？

特にアウトドア好きからしたら
余計に感じるものが強いんです。

うちの店長吉田は、そのロマンに惹かれて
ロクヨンクロスで帽子を作ったみたいなんです。

私が実際この記事を書くために取材をした時
興奮気味にその想いを語ってくれました。

元々はナイロンで帽子を作っていたのですが
試作を繰り返し
「なんか…違うな…」
と思い続けていたようです。
そこで思い出したのがロクヨンクロスの存在。

・理想の形
・アウトドア＆アーバンと幅広く使える高機能素材

この2つを兼ね備えた帽子が作れる！
そう感じたそうです。

そして生まれた
nakota 60/40 クロスの帽子たち

試作に試作を重ね、出来上がったのがこの2アイテム。
登場してから既にたくさんのお客様の手元にお届けいたしました。
ありがとうございます。

一番の特徴は、やはり生地ですが
その生地の良さだけには頼らず
細かいところまで、しっかりこだわりぬきました。

ナイロン生地で作ると必ず発生するヨレを
ロクヨンクロスを使うことで防ぎ
ツバ裏には、コーデュロイ素材を使用。
それにより、ハリ感をしっかりと出したい部分の表現に成功しました。

個人的に、ロクヨンクロスの風合いある素材感が
シンプルながらも
「おっ、この人生地までこだわるタイプ？」
と玄人感を出してくれる感じがしていて
こなれ感を演出するにはもってこいだと思っています。

コットン100％の生地よりは薄く
ナイロン100％の生地よりは厚い
その丁度境目を獲得したロクヨンクロスは
オールシーズン使える優れもの。

さらに経年変化を楽しめるため
お家に届いた時と数か月後で雰囲気が変わり
愛着も沸き、きっとあなたの最高の相棒になることでしょう。

商品はコチラから！

nakota 60/40 bold hike hat
楽天市場店 Yahoo!店

nakota 60/40 BALL HIKE CAP
楽天市場店 Yahoo!店

これからの商品展開

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
ロクヨンクロスといえば、やっぱりマウンテンパーカー！
というイメージを壊し、その生地を帽子に取り入れてみました。

この軽さと強度に惹かれて、作ってみたら
本当にイイモノができたと胸を張って言えます。
アウトドア好き男のロマンがたくさん入っているみたいです。
でもいいですよね。
本当にそのジャンルが好きな人が、
知識と知恵を絞って作ったものが、半端なものなわけがありません。
こだわりが伝わるからこそ、欲しくなる。
それが本当の商品な気がします。
私もブログを書きながら感じております。

今はキャップとハットだけですが
この冬に発売する商品をお先にちょっと公開しちゃいます！