-nakota吉田-

プリントＴシャツというのは世の中にありふれているし、
メッセージ性があるものも在ればただデザインが良いものもある。

nakotaではセレクトの中で
プリントＴシャツを扱う事はあっても、ここ数年は製作を控えてきた。 最近は僕自身が機能性、
Ｔシャツ自体のシルエットを重視してプリントは２の次だったからだ。
そこに強引にプリントのデザインを入れたところで主張が強く
”自分が着たい”と思えるアイテムでは無くなってしまう。

ともあれ、改めて自分がどんなＴシャツをなら着てみたいのかを考えてみると、
そんなに機能性やシルエットでも無いような気がしてしまう。
もちろんＴシャツを着ないという夏の選択肢はあまり無いし、
かといってファストファッションから無難なものを選んでも心躍らない。
世の中には機能性やシルエットを今時に合わせたものは充分揃っているから。

そういえばコロナ過での一年、
様々なドキュメント番組を観たり
youtubeで音楽を聴きながら家でゆっくりと過ごす事が増えた。
昔はスペースシャワーTVを観れるスカパー加入の友人に
媚びて請うて録画してもらっていたアーティストの
ライブ映像やPVがソファで寝転びながらボタン一つで観れる。
なんていい時代だろうか。

僕が16歳前後のころはブリットポップの人気が世界的に強く、
プレステのFIFAのサッカーゲームでブラーが流れてたりした、
カッコ良かったなぁ。

話がそれ過ぎたけれども、
そんな時代の音楽に思いを馳せながら
イギリスの地名に絞ってカレッジＴシャツをデザインしました。
それぞれの年代と都市をリンクして楽しんでもらえたらと。

60年代から90年代の音楽が好きな人にはきっとロマンを感じてもらえると思う。
そんなロマンを感じてもらえる人には絶対おすすめだ。