帽子を被るうえで大切なことを詰め込んだキャップ
-staff 高橋-
帽子を被るうえで、必要な要素はいくつかあるけれど
結局は「納得して被っているかどうか」が大切だと思う。
今回帽子を企画するうえで、
心から被りたいと思う帽子はどんなものか、
自分はこういうタイプだからこの帽子が似合う、という
カテゴライズされた中での感覚ではなく
この帽子を手に取った方に、自分自身が納得したうえで
喜んで被っていただけるように。
ひとつひとつに要素を取り入れながら作り上げました。
秋冬はこの帽子を被って自信を持って歩いてほしい。
自分にとって、なくてはならない存在になってもらえるような
帽子が出来上がったと思います。
その魅力をお話しさせていただきます。
独特の毛羽立ちから感じられる光沢と
ふんわりとした色合い、生地の凹凸感がコーデュロイの魅力。
秋冬に多く見られるこの生地を、
今回このキャップに使用したくて選びました。
コーデュロイ生地の存在感を壊さないよう
ツバにも冬らしい温かみのある異素材を使用。
切り替えにして遊び心のあるデザインに仕上げました。
color:BLACK BROWN KHAKI
material:Cotton
サイズが頭にフィットする。
まず第一に、「帽子のサイズが頭にきちんと合う」という
当たり前なのに、なかなか出会えないこの悩みに向き合いました。
頭周りが大きい人にもストレスなく被っていただけるように
2サイズをご用意しました。
Mサイズは頭周りが小さい方や通常サイズの方に。
Lサイズは頭周りの大きい方に。
企画者が頭周りが大きく、後頭部が出っ張っているという
コンプレックスがあるため、ストレスを感じにくいサイズ感で作りました。
私のように後頭部の出っ張りや、ハチが張っているという方にも
被っていただきやすいサイズ感になったかと思います。
顔を主張しないシルエット。
帽子を被るのが苦手という方の中に、
「顔が大きく見える・顔がすごく主張される」というものがあります。
私自身も以前まではそう思いながらも必要時は仕方なく被っていました。
似合っていないと思いながら被ることは避けたいので
今回顔の大きさを主張しないシルエット作りも意識しています。
顔の幅よりもツバ幅を長くし、
"顔が大きくみえるように感じる"ということを回避。
さらに、ツバにはしっかりとした芯地ではなく、
柔らかいワイヤーを入れることにより角度をなだらかにし
顔周りが優しく見える工夫もしました。
軽くて締め付けないから長時間被れる。
被った時は感じなかったのに時間が経つにつれ
こめかみあたりが締め付けられ頭痛がしてくる。
サイズが合っていない帽子を被ると、
そんな現象が起きることがあります。
私はこの頭痛を経験してから、
自分の頭に合わない帽子を被るのをやめました。
そんな経験をした方も少なくないと思います。
そのため、この帽子は締め付けが起きないよう
大きめサイズで作ったのはもちろん、
かつ軽量で頭自体に負担をかけないようにしています。
軽くて、丸いフォルムは頭を優しく包み込んでくれます。
細かい詳細について
nakotaの頭文字を取って、今回は「N」「K」「T」のワッペンを作りました。
少し大きめにし、カジュアルスタイルに合うようにデザインされています。
軽量のため、被らない時は折りたたんで収納も可能。
頭の大きさは千差万別。
どんな方にもフィットしてほしいため、簡単に調節できるアジャスター付き。
直接肌にあたる部分には吸水速乾性に優れたテープを貼っています。
軽量かつ、厚すぎず薄すぎないコーデュロイ生地を採用。
シルエットについて
サイズを選ぶ基準は、自分の頭周りのサイズより+1cm。
男性は頭周り57cmのため、アジャスター調節して大体58cmほどで着用。
女性は頭周り58.5cmのため、アジャスター調節して大体59~60cmで着用しています。